スタックストー株式会社の社長 森田徹平が行く!「travette トラベット」

森田徹平の社長コラム

travette トラベット

新しくて美しい作品で暮らしを楽しむ。
まだ見ぬいいものを求めて世界を飛び回る。
そんな体験を写真と文字で語る。
日々奔走するスタックストーの社長 森田徹平がお届けします。

森田 徹平(もりた てっぺい)

スタックストー株式会社 代表取締役

「いつか世界を飛び回って、世界中の人たちと仕事をしたい」

高校二年の夏。
初めての海外渡航だったロサンゼルスは、僕に一つの夢を持たせてくれました。

世界を訪れ、外国を知りたいと強く思う中で、
逆に、日本人らしさ、日本独自のアイデンティティを発見することになりました。
狭小空間ゆえの工夫から生まれたアイデア。
ごく当たり前のものとして認識していたモノの中に、日本固有の知恵がたくさん詰まっていること。
空間を有効に、大切に使いたい、と言う温かな想いを感じること。

角形バケツ、[stacksto, baquet]をフランスの製造元との協働で創った際、
「このフタは何のためにあるんだ?何のために必要なんだ?」と打ち合わせの中で何度も聞かれました。

「スペースを有効に使うために、上に重ねるため。モノを中に入れた後、埃がかぶらないため。」と返す僕に、
「さすが日本人だ。ワケがわからない。ドイツ人をもう一回りややこしくした感じだ。」

その「ワケのわからないフタ」は今、アメリカ最大級の収納雑貨チェーン、
「The Container Store」の目に止まり、中心商品としてたくさんの人たちに支持されています。

「Mind of Japan」には、世界の人を魅了する素敵なものがたくさんある。
僕らはそれを先天的に持っている世界でも貴重な存在で。
身近すぎて気が付いていないその素晴らしさを具現化していくモノづくりは、
一生をかけて臨む価値があるものと信じて疑いません。

そのモノづくりのプロセスの中で、あの頃ロサンゼルスで見た夢のど真ん中を生かせてもらっています。
お仕事をご一緒させて頂いている方々とのご縁、そして自らの強運に感謝しつつ、過ごす毎日です。

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